変更管理

ITインフラストラクチャなど、ITサービス全体の変更作業を管理するプロセスのことです。ITインフラストラクチャの主な変更点は、サーバやネットワーク機器といったハードウェアの追加交換のほか、既存のソフトウェアの改修（アップデートやパッチ適用）・破棄・新規ソフトウェアの導入、担当者やマニュアルの変更・新規導入・役割の追加といった人や組織の変更などが該当します。これらの変更作業に対して「変更履歴の記録」、「変更後のダウンタイムの最小化」、「変更対象外のシステムのコントロール」を行い、変更作業におけるインシデントの発生防止や影響の最小化を図るのが、変更管理の主な目的です。ITサービスマネジメント（ITSM）の優れた事例をまとめた書籍群「ITIL®」では、変更管理の流れを「①変更要求」、「②評価と計画」、「③承認」、「④実施・レビュー」の4段階で整理しています。また、変更管理は標準変更、緊急変更、通常変更の3つに分類され、それぞれで作業内容が異なります。

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