構成管理

サービスの提供に関わるITシステムを構成する要素の管理をすることです。ITサービスの安定稼働、セキュリティの保護や管理業務効率化の実現が主な目的です。ITシステムの構成要素は主にハードウェア、ソフトウェア、ネットワーク、ベンダー、共通項目の5つに分類できます。構成管理は各要素の「情報収集」が重要です。ハードウェアであればITシステム用の社内管理番号、一般識別名として機器のメーカー名、製品名（番号）、シリアル番号などが挙げられます。ソフトウェアの管理内容は管理番号、バージョンなどです。問題が発生した際の対応先となるベンダーの社名、担当部門、担当者名などを管理するのがベンダー管理です。ネットワーク管理は全体構成、個別の機器の詳細、回線詳細の3つを軸に情報を収集します。共通項目は情報システム部門と経理部門、営業部門など部署を横断して共有している機器の設置場所やライセンス番号、購入部門などをまとめます。一般的には構成管理専用ツールは流通していないため、表計算ソフトや統合運用管理ツール、IT資産管理ツールを活用して構成管理を行います。